ワクチンパレード
開催趣旨

今年から
「希望するすべての人たちにワクチンを」に
パレード隊のスローガンを拡充しました

2018年7月
子ども支援ネットワーク
吉川恵子  細部千晴


 抗体がない30〜50代の成人男性は風疹にかかりやすく、妊婦さんが風しんにかかるとおなかの赤ちゃんに大きなダメージを負わせてしまいます。大人が「MRワクチン」を受けて社会全体で妊婦さんとお腹の赤ちゃんを守ることが大切です。2020年の東京オリンピックまでに風しん排除をめざします!

○はしか(麻しん)は、海外旅行者が持ち込み、国内で流行します。今年は沖縄県から流行が広がりました。はしかは、感染力がたいへん強く、子どもと大人もの命に関わる病気です。はしかや風しんからすべての人たちを守るためには、大人も子どもも「MRワクチン」の接種しかありません。

○小学生の百日せきが増え、乳児にうつると命が危険にさらされています。乳児を百日せきから守るには、小学校入学前の「三種混合ワクチン」の定期接種と「二種混合ワクチン」の「三種混合ワクチン」への切り替えを求めます。

○ムンプス難聴は、おたふくかぜ(ムンプス・流行性耳下腺炎)の合併症です。高度や重度の難聴になり、一生治りません。ムンプス難聴予防には「おたふくかぜワクチン」の定期接種化は急務です。

○世界保健機関(WHO)が定期接種にいれて無料で接種すべきワクチンと示している「ロタウイルスワクチン」は任意接種のままです。

○「B型肝炎ワクチン」は、1歳以上は任意接種ですが、キャリアのリスクを減らすには3歳まで定期接種にする必要があります。

○そのほか、大人の肺炎(肺炎球菌感染症)や帯状疱疹もワクチンで防ぐことができます。大人に対する予防接種啓発を積極的におこない、健康とQOL(生活の質)を保つことが重要です。

―日本で受けられるワクチンをすべての人が知り、経済的な負担なく接種できる環境整備を求めます。−

以上

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