ワクチンパレード2014
開催趣旨

希望するすべての子どもたちにワクチンを!

〜ワクチンで防げる感染症から子どもたちを守るために
「B型肝炎ウイルスワクチン」など
世界標準のワクチンの定期接種化を求めます〜

2014年6月
「子ども支援ネットワーク」事務局
吉川恵子


   昨年、20代〜40代の成人男性を中心に風しんが大流行し、その影響で耳や心臓などに障害をもった先天性風疹症候群(CRS)の赤ちゃんが44人生まれています。未だ風疹の流行が止まっていないことに胸を痛めています。また、今年は4月以降、麻疹の患者数が324人(5月8日現在)と報告されており、昨年1年間の232人を既に超えています。麻疹、風疹は通常、春から夏にかけて流行し、感染力が強い感染症のため更に患者が増える恐れがあります。治療薬がない怖い感染症ですが、MRワクチンを2回接種することで防ぐことができます。
   「ワクチン接種により自分の身体を守るだけでなく、流行をなくして、抗体価の上がらない妊婦さんや接種できない赤ちゃんを守って欲しい」。予防接種を受けられなかったことで感染症にかかった当事者の切なる訴えです 。

「ワクチンで防げる感染症から子どもたちを守りたい」

   この想いに多くの方々の賛同を頂き、共に予防接種の大切さを伝える行動をしてきました。 私はこれからもこの歩みを止めることなく、今後定期接種が検討されているB型肝炎ウイルスワクチン、おたふくかぜ、ロタウイルスワクチンが一日も早く導入され、日本に住む子どもたちが家庭の経済的事情や住んでいる地域に格差なく、適切な時期に必要なワクチンが接種できるよう制度拡充に向けて取り組みます。また、麻疹・風疹の撲滅をめざし、MRワクチンの接種率向上も国策として取り組む重要な課題です。国民を感染症から守る政策の実現を求めます。
   上記の趣旨にぜひ賛同頂き、アピール行動を共にできたら幸甚です。ご多用のところ恐れいりますが、何卒ご協力賜りますようをお願い申し上げます。

以上

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